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2016年02月10日

2月のリーフクラフト教室

2月のリーフクラフト教室           
  (ヤエヤマヤシの危機?)

                   石垣島エコツーリズム協会会長  谷崎樹生



★気温の変動が激しすぎて身体がついて行けないような昨今ですが、ヤエヤマヤシの健康も気になるところです。
今月もリーフクラフト教室二回やりますので誘いの掲載お願いします。

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 昨年大きな台風が四回も来てボロボロになってしまったヤエヤマヤシでしたが、新葉を展開して回復してきたので安心していました。ところが、最近新たな問題が起こっていることに気付きました。
 ヤシ科植物の葉は幹の頂端にまとまって付き、葉の付け根の内部に生長点が一個しかありません。ヤエヤマヤシの生長点はおそらく子供の握り拳ぐらいの大きさなんでしょう。(解剖してみたことがないので詳しいことはわかりませんが・・・)
 新しい葉は生長点から上に、葉束の中心を貫くように先の尖った棒状になって突き出てきます。ヤエヤマヤシの葉はココヤシなどと同じ鳥の羽のような形ですが、新芽は棒状の束になって出てくるのです。
 最近、街路樹のヤエヤマヤシで展開したばかりの新葉の一部が既に傷んでいるのをよく見かけるようになりました。「低温障害かな?」とも思いましたが、どうも様子がおかしい?
 小さな虫が新芽をかじっているのかもしれません。生長点まで食害が及べば枯れてしまうでしょうが、どうやらそこまで被害はひどくないようです。
 展開したばかりの新葉を間近に観察できれば犯人の正体が判るかもしれませんが、高い所で起こっていることなのでなかなか観察ができません。そこで、名護の県立森林資源研究センターや海洋博公園の熱帯ドリームセンターなどに問い合わせてみたのですが、どなたもこの異変には気付いていませんでした。
 しばらく様子を見守ることになりそうですが、どなたか真相をご存じありませんか?みなさんのご近所のヤエヤマヤシの葉は元気でしょうか?(この症状をご覧になりたい方は街路樹で捜すよりメイクマンさんの駐車場などに植えられている木で捜してみてください。)
 ただの低温障害なら暖かくなったら症状は出なくなるでしょうし、病虫害なら蔓延するのかもしれません。今後の成り行きに要注意です。
 さて、そんなヤエヤマヤシの健康についても考えながら、今月も完成度の高みを目指して編んでみましょう。


日時と場所 2月13日(土)と20日(土) 午前9時から12時   バンナ公園Dゾーン休憩所(ホタル街道入口の建物です)

参加費は、200円以上です。
申し込み・問い合わせは 090-6863-5039(谷崎携帯)です。
材料や道具の準備が必要ですからなるべく事前に申し込んで下さい。


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Posted by 石エコ会 at 00:41│Comments(0)お知らせ
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